DiDiとかpdicとか 2009

今年は pdic unicode 0.70 でロシア語の辞書を作っています。(ドイツ語も手直ししています。)
rj.dic というのが露和(ときどき和露)辞書で、普通の辞書なら「用例」としてでているようなものもぜんぶ見出しにしています。どんな動詞がどんな名詞と結びつくか、あるいはその格変化は、などが見られるようにしています。
rv.dic というのがロシア語の活用の辞書で、格変化、人称変化などを力点付きで書いてあります。
ロシア語はアクセントの位置がいろいろ複雑で難しく感じるので、ここに重点をおいてみました。
しかも同じ綴りでも力点の違いで意味が違ったりとかいろいろあるみたいで、、、、、
rd.dic (露独)や re.dic (露英)なども折に触れて記入しているので、各国語の比較ができて楽しいです。
さてこれらの辞書はあえて pdic unicode 旧版で作ってあります。というのも手持ちの W-ZERO3 白ロムで pdic unicode /CE版、MacBook (Leopard) で DiDi で使いたいため、新しい pdic unicode の辞書はムリだからです。
DiDi はインストールすると「サービス」に入るので、いろいろいなソフトでシフトCommand+Dでひけます。0.75についているプラグインを入れれば、firefoxの検索窓にも入れられるので重宝しています。
といっても普通の辞書よりまだまだ語彙数は少ないので、ひくときは
語幹とおぼしきもの
を選択して全文検索、というのがコツです。
最初のうちは、接頭辞と語尾をとりはらったあたりを選択して全文検索かけてました。
最近はだいぶ語彙も増えてきたのでヒットするものも多くなってきた感じです。
そして pdic unicode /CE版では、1つのグループに4つまで辞書が登録できるので、
russian : rj.dic, rd.dic, re.dic, rv.dic なんてグループを作ってあります。
辞書は miniSD カード上の My Documents に置いてあります。うちのW-ZERO3はこっちの家に来てからなぜかWiFiが使えなくなってしまったので、USBのリーダライタを購入して必要に応じてコピーしています。読みたいテキストや聞きたいmp3も miniSD にコピーして使ってます。
CE版ではインクリメンタルサーチが基本なので、Internet Explorerなどで表示したものを選択するときもその点を考慮しないといけません。うちではpdic unicode CEを自動検索にしておいて IE で語句をコピー→pdic ce に切り替える、という作業をしています(ショートカットを作ってスタートアップに入れ、ボタンに登録してあります)。
あとはポップアップ検索ウィンドウを開いてテキストを貼付けておくと、語句をなぞるだけで辞書をひいてくれます(たぶんpdic本体でも同じじゃないかと思います)。
CE版では残念ながら力点が□みたいに化けてしまいます。
でも力点の場所がわかればいいわけですから、ちょっと見にくいのを我慢すれば十分使えます。
ただロシア語キーボードが使えないので、入力はコピペしかないだろうと思います。
あと、わたしは持っていないのですが、iPhone / iPod touch でも EB Pocket の有料版を使うと pdic 辞書が使えるそうです。こちらはたぶん力点の表示も大丈夫なんじゃないかと思います。こちらはロシア語キーボードも使えるそうです。
iPhone のキャンペーンも始まったことですし、ご興味のある方はぜひどうぞ。
うちは W-ZERO3 白ロムをしばらく使い倒す予定なので、pdic unicode 0.70 版の辞書しか作らない予定です。たま~に5.x用に変換したものも置いてありますが、0.70 版の方が新しいことをご了承ください。
辞書のページはいつもの こちら です。